風俗未経験のためのデリヘル講座

デリヘル嬢が知っておきたい性病について。種類や原因、店舗の対策など

UPDATE:1月16日カテゴリー:デリヘル店で働くための基礎知識

デリヘルで働く上で、特に怖いリスクの1つに性病があります。

しかし具体的にどのような病気のことを言うのでしょうか? また何が原因で性病になるのでしょうか? 以下で詳しく見ていきましょう。

なお性病の予防については、次のコラムでご説明しています。
知らないと怖い!?デリヘルでの性病7つの予防法

性病ってどんな種類があるの?

HPV(ヒトパピローマウイルス)

HPVは子宮に感染するウイルスです。非常に感染率が高く、性経験がある女性であれば、50%以上が一生に一度は感染すると言われています。

基本的に自覚症状はありませんが、重度になるとイボやかゆみが発生するケースも。

現在の医療技術ではウイルスを完全に除去することはできず、また治療しなくても勝手に治ることがほとんどのため、感染率の高さとは裏腹にあまり気にされることが少ない病気でもあります。

ただし子宮頸がんの要因にもなると言われており、HPVの有無に関わらず定期的に子宮がんの検査を受けることが望まれます。

クラミジア

性病の中でも、HPVを除けばもっとも感染者が多く有名なのがクラミジアです。子宮の他にも、喉に感染することがある点に注意する必要があります。

子宮に感染した場合、おりものの異常や痛みなどを引き起こします。放っておくと卵管が詰まって不妊症の原因になることも。

一方で喉に感染した場合、自覚症状はほとんどなく発見が遅れやすくなります。そのため、デリヘル嬢など風俗業界で働く場合は定期的に検査することが求められます。

ただし薬を飲むだけで治療できるため、発見できさえすれば対処しやすい病気です。

カンジタ

感染してから症状が出るまでに数年かかることがある珍しい病気です。症状は腫れやかゆみなど。体内にも存在する真菌が原因でかかります。

トリコモナス

トリコモナスと呼ばれる原虫(単細胞の微生物)の一種によって発症します。後で詳しくご説明しますが、必ずしも性行為で感染するとは限らない病気です。症状はかゆみやほてり、おりものの異常など。軟膏や内服薬などで治療します。

肝炎

本来は輸血や遺伝などが原因でかかることが多い病気ですが、性的な行為でもごくまれに発症する病気です。倦怠感や食欲不振、吐き気、尿の異常などを引き起こします。

ヘルペス

これも発症率は低いですが、一度かかると完全に治癒するのは難しい厄介な病気です。症状は外陰部のただれなどです。

淋病

感染者は少ないものの、1回の性行為でかかる確率が非常に高い病気です。子宮に感染した場合は尿道の痛みなどを引き起こし、喉に感染した場合は自覚症状がありません。

HIV、梅毒

感染率は約1万人に1人という極めて低い確率ですが、命にかかわる非常に危険な病気です。早期発見により治療が可能ですので、やはり定期的な検査が望まれます。

性病にかかる意外な原因とは

ここまでさまざまな性病をご紹介してきましたが、デリヘル嬢にとって問題はどのような行為が原因でかかるかでしょう。多くの方は性行為を想像しますが、実は性病にかかる原因はそれだけではありません。どの病気がどのような行為でかかるか、以下でご紹介します。

オーラルセックス

感染の可能性がある病気:クラミジアや淋病など

オーラルセックスとは、フェラチオやクンニなど口を使ったプレイのことです。

クラミジアや淋病は上でご紹介したとおり喉にも感染します。そのため男性器と女性器の接触がないからと言って、必ずしも安全とは言いがたいというわけですね。性器から喉に感染することもありますし、喉から性器に感染することもあります。

濡れたタオルや便座など

感染の可能性がある病気:トリコモナス

トリコモナスは体外でも生存できる原虫であり、性病にかかっている人が使用したタオルや便座などにいる場合があります。

特に厄介なのは公衆トイレからの感染です。完全な対策は難しいですが、トイレに備え付けられている消毒薬などを積極的に使いたいところです。

疲労やストレスなど

感染の可能性がある病気:カンジダ

外的な要因がなくてもかかる恐れがあるのがカンジダです。

カンジダの原因となる菌は元々体内に存在するものであり、疲労やストレスなどで免疫力が落ちると発症する恐れがあります。

出血を伴う行為

感染の可能性がある病気:肝炎やHIVなど

傷口から他人の血液が入り込むことで病気になることがあります。普段であればなかなかない機会ですが、例えば歯ブラシの使い回しなどは危険です。

まとめ:デリヘル店の性病対策と女性が心がけたいこと

ここまで性病の種類や原因についてご紹介してきましたが、最後にデリヘル店が取っている性病対策についてご説明します。

デリヘル店では、働いている女性が性病にかかるリスクをできる限り小さくできるよう、次のような対応を取っています。

  • 本番行為を行わない
    (これは法令遵守の意味もあります)
  • 性病にかかっている方の利用を禁止
  • 男性器に異常があった場合、接客を中止させる
  • ケースバイケースでプレイ時にコンドームを着用する

など。それでも性病になる可能性はゼロとは言えません。上でもご説明してきたように、本番行為を行わなくてもオーラルセックスや公衆トイレの便座、ストレスなどさまざまなことが原因で感染する恐れがあるためです。

当たり前のように本番行為を行っている違法店舗よりは明らかに発症率が低いものの、普通の生活と比較するとどうしても若干かかりやすくなってしまいます。これから働いていくなら、この点は覚悟する必要があるでしょう。

その上で大切なのは、定期的な性病検査による早期発見・早期治癒です。ウィニンググループの店舗には性病を検査できるキットが配備されており、定期的な検査を義務化しています。

文|ウィニング編集部

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