風俗未経験のためのデリヘル講座

デリヘル嬢の必携アイテム、イソジンやグリンスって何?

UPDATE:10月9日カテゴリー:デリヘル店で働くための基礎知識

デリヘルでは接客時にさまざまな道具を使いますが、その中でもイソジングリンスは必携です。

しかし実際に使っている現役デリヘル嬢でもそれらが何なのかをはっきり理解していない方は少なくありません。特に衛生面で大きな役割があるのですが、間違った使い方をすると反対に人体に悪影響になることもあります。

そこで、イソジンとグリンスはそれぞれ何なのか、どのような効果があって、どのように使うべきなのかをご紹介します。

イソジンとは?

イソジンとは、ポビドンヨードと呼ばれる有効成分が含まれているうがい薬のことで、ムンディファーマ株式会社が販売しています。

ボトルに黒い液体が入っており、使う時は15~30倍に薄めたもの(液体を数滴垂らす程度)を口に含んでうがいをします。主な効果は殺菌・消毒などによる感染症の予防です。

実際のところは、イソジンには傷薬・のど飴・ウェットシートなどのさまざまな商品がありますが、特にうがい薬は学校や職場、病院などの現場で広く使われていることから認知度が高く、「イソジンと言ったらうがい薬」というイメージが定着しているみたいですね。

風俗ではこのようなイメージも手伝って、うがい薬であればどんな商品でもイソジンと呼ばれることがあります。

グリンスとは?

グリンスとは非常に強力な殺菌作用を持った石けん液のことで、丸石製薬株式会社が販売しています。

本来であれば医療現場での使用が想定されている商品ですが、衛生面をとことん気にする風俗現場でも使われています。イソジンと同じく、風俗では薬用石けんであればどのような商品でもグリンスと呼ばれることがあります。

なお一般的にはグリンスと呼ばれていますが、正しい商品名はグリンスα(アルファ)です。

従来品のグリンスに含まれていた有効成分(トリクロサン)が2015年以降に日本を含む世界各国で使用を禁止されるようになったことから、新たにイソプロピルメチルフェノールを使ったグリンスαが販売・普及されるようになったという経緯があります。

イソジンやグリンスで性病予防はできない? それならどんな効果があるの?

イソジンとグリンスはどちらも医療の現場でも使われることがある製品ですが、どうして風俗の現場で使われるのでしょうか?

ここで多くの方が勘違いしていることが「性病を予防できるんじゃないか?」ということ。

しかしこれは間違いです。確かにイソジンとグリンスには強い殺菌・消毒作用がありますが、その効果は口内もしくは体の表面にしか届かず、精液や血液に存在する細菌まではケアできません。

それでもデリヘルでは、これら2つが必携アイテムとして扱われています。その理由を以下で見てみましょう。

完全でなくても性病にある程度効果がある

イソジンやグリンスを使っても必ずしも性病を予防できるとは限りませんが、それでも全く効果がないわけではありません。

口内や肌を清潔にするだけでも、性病にかかる確率をある程度小さくすることができます。

性病以外の病気を予防する

特にうがい薬であるイソジンには、扁桃炎や咽頭炎、口内炎などの口や喉の病気を予防することが期待できます。

デリヘルではフェラチオなどの口を使ったプレイで意外と口内・喉が傷付きやすいため重要な効果です。

口臭・体臭を抑えられる

口臭は歯磨きをしただけでは意外と残るものです。うがい薬で消毒することで口臭を軽減して、お互いに気持ち良くプレイに臨めるようになります。

衛生・安全に対する店舗全体の意識付け

風俗はアングラな業界ですから、「性病になったりしないかな」など何かと不安になる男性は少なくありません。

イソジンやグリンスの性病予防効果は完璧ではないものの、このようなできる限りの対策をして、安心してもらえるように努めています。なおデリヘル店では定期的な検査などそれ以外の性病対策も行っています。

デリヘル嬢がイソジン・グリンスを使う時の注意点とは?

【イソジン】適量を薄めて使うこと

イソジンは原液のまま使わず、薄めて使うことを想定されています。

この希釈は正しく行ってください。薄すぎると効果がありませんし、濃すぎると殺菌効果が強すぎてかえって口や喉に負担を与えてしまいます。

正しい分量は15~30倍の希釈、だいたいコップ一杯の水に対して数滴垂らす程度です。

【イソジン】うがいをし過ぎない

上の項目と同じように、うがいのし過ぎは口や喉を痛める原因になります。

特に1日の間に複数回接客する場合、その都度うがいをしなければならないため軽くにとどめておいたほうが良いでしょう。

【グリンス】必ず使うわけではない

グリンスは殺菌作用の非常に強い石けんで、普通のボディソープと同じような感覚で使うと肌荒れを起こします。

常備はしていますが、接客の度に必ず使うというものではありません。酷く汚れている場合もしくは男性がボディソープの匂いを気にしている場合にだけ使うものです。

(特にパートナーがいる男性だと、ボディソープの匂いで浮気がバレてしまう恐れがあるため気にすることがあります)

普段はラブホテルに置かれているボディソープを使えば十分です。

【グリンス】女性は自前のボディソープを準備する

グリンスは極端に汚れている場合、もしくはボディソープの匂いを気にしている場合にだけ使うと上述しました。特に後者は女性でも気になる場合があるかもしれませんが、それでもグリンスを使うことはおすすめされません。

グリンスは本来医療現場で使われる石けんであり非常に強い殺菌作用を持っているため、接客の度に使っていたら敏感肌でなくても肌がボロボロになってしまいます。

ラブホテルの香り付きのボディソープが気になるなら、自前で無臭のものを準備したほうが良いでしょう。

万が一グリンスを使う場合でも、くれぐれも膣に使わないように気を付けてください。膣内の常在菌まで殺してしまうことで、病原菌が急激に繁殖して性病になる恐れがあります。
(菌交代現象と呼ばれるものです)

【グリンス】使用後は肌ケアを忘れずに

グリンスを男性に使った場合でも手などに付きますから、ハンドクリームなどを使ってケアしてください。

まとめ:イソジン・グリンスはデリヘル嬢が清潔・安全にプレイに臨むために必須の道具です

デリヘル嬢になると接客用バッグの中に必ずイソジンとグリンスを入れて持ち運ぶことになります。
(実際はその他にもローションや大人のおもちゃ、精算用の財布などを入れます)

どちらも体を清潔にするためのアイテムですが、使いすぎは禁物です。これらの使い方をしっかり押さえておくことで、男性も女性も安全に気持ち良くプレイに臨むことができます。

文|ウィニング編集部

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